2011年11月22日
大物CMプランナーへの「のびのびトーク」 其の弐

続いては中島達久さん。
今まで何度か見に来ているこの講演で、この方は初めて「オープニング」という概念を持ち込み、
独特と映像と音楽で観客の意識を惹き付けた後で音楽のボリュームを抑え、
BGMにして「どうもこんばんは。グレイワールドワイド、シニアクリエイティブディレクターの中島です」
と、まるでTV番組でも始まるかのように語り始めました。
本人曰く「小林克也に影響された」このアイデアに、僕の好奇心はグワシと掴まれました。
なぜなら、映像も音声も自由に使える以上、やろうと思えば簡単に出来たのに、
(少なくとも僕が今までに見た回では)誰もやってなかった「オープニング」を、
このイベントで初めてやったからです。
このインパクトをヒット商品になぞらえるなら、「カルピスウォーター」に酷似します。

というのも「水を混ぜてすぐ飲めるようにする」ことはいつでも簡単に出来たはずなのに、
あの発売当時でもカルピスの発売から永い間、実現していなかったからです。
この出来事から僕は、「やろうと思えば簡単にできるけどまだ誰もやっていない“ほんの少しの工夫”で、
世の人々の気持ちを動かせる」ことに、改めて気づきました。
そして会場からは、かつてない違和感と期待感が入り交じった気持ちが、小さな笑い声になって表れていました。恐らく、講演内容以外で観客が釘付けになった、ただ一度の瞬間だったと思います。
で、「講演内容は?」というと、残念ながら僕には物足りませんでした。
まずファブリーズのCMは、確かにビジュアルランゲージ(映像言語)を使いこなすことで15秒間に濃密な物語を成立させ、
そのテンポの良さでオーディエンス(情報の受け手)の感情を惹き付ける力に感心はしましたが、
僕の基準では矢口史靖監督映画(特に「ウォーターボーイズ」と「スウィングガールズ」)ほどの衝撃はありませんでした。

また、「良いCMを作るために一番大切なことは、自らが楽しんで“楽しい雰囲気作り”をすること」という話にも、
「そこを重視することで生まれやすくなる“視聴者との温度差”をどう防ぐか」
という大切なポイントが抜けていました。
確かにセールスポイントを公共の電波に載せただけのCMなら「見たい番組に割り込んで来る邪魔者」に過ぎないわけで、そうならないために「楽しさ」は重要なテーマになるでしょう。
でも「作ってる人達だけは楽しいだろうけど・・・」と言いたくなるCMが世の中に少なからず存在していることを考えると、
大手広告代理店のCMプランナーのみなさんはぜひ、
「テレビの視聴者は、CMではなく番組を見たいこと」
そして
「楽しさだって伝わらなければドッチラケ」
という二つの基本を忘れずにいて欲しいものです!(と、蚊帳の外から叫んでみる・笑)

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