2009年08月20日
The 原寸大訴求。
上手いデザインを見つけました。
新聞一面の両端に届きそうな秋刀魚。
キャッチは「秋刀魚の長さが、胃に余る。」
サブコピーは「胃腸も身体も疲れ気味…【未病】」
説明文では、この流れを引き継ぎ、ちゃんとセールスポイントまで落とし込んでいます。
商品は養命酒。
養命酒の広告は、5年くらい前からキャッチで広告業界での注目を集めてきましたが、今回も上手いですね。
もし「そうかぁ?」と思う方がいらっしゃったら、代案を考えてみてはどうでしょう?
「秋刀魚の長さが、胃に余る。」
を、意味を変えずにもっと短く、もっと印象強くなるように、変えてみるのです。
恐らくこれでほとんどの方が、コピーにおけるプロとアマに違いに気づいてもらえるでしょう。
私も同じ経験を経て今に至り、今は自分より上手いことに嫉妬したり、自分より下手なのに自分より大きな仕事をしてることに嫉妬したり、どっちにしろ、嫉妬してます。(笑)
さて、今日の本題はコピーではなくデザインです。
秋刀魚のイラストを、その長さが際立つように、恐らく原寸大で新聞紙面に横たわらせています。
ではなぜそうしたのでしょうか?
それは
「秋刀魚の長さが、胃に余る。」
というキャッチとともに、胃腸の弱りを想起させ、「養命酒が欲しい」と思わせるためです。
これは、明解な企画のもとにコピーとデザインが相乗効果を生んだ、良い例と言えます。
もっともイラストではなく写真にした方が、シズル(質感)効果でもっと胃腸の弱りを想起させることはできたでしょう。
でもそこは、
「秋刀魚を悪者にし過ぎない」
という、魚屋さんへの配慮だと思います。
余談ですが、私は昔、一流クリエイターが教えるコピーライター養成講座にて、
「コピーとデザインで同じことを伝えるのはムダになる。付かず離れずの関係が良い」
という、あいまいな指導をされたことがあります。
でもこれは、「制作者の自己満足に陥りやすい」非常に危険な考えだと、僕は思います。
そして未だにちらほら見かける、
「全く広告効果に寄与するとは思えない、作った人達にしかその良さがわからない広告デザイン」
は、恐らく広告業界内で生まれた忌まわしい呪縛から逃れていないのでしょう。
新聞一面の両端に届きそうな秋刀魚。
キャッチは「秋刀魚の長さが、胃に余る。」
サブコピーは「胃腸も身体も疲れ気味…【未病】」
説明文では、この流れを引き継ぎ、ちゃんとセールスポイントまで落とし込んでいます。
商品は養命酒。
養命酒の広告は、5年くらい前からキャッチで広告業界での注目を集めてきましたが、今回も上手いですね。
もし「そうかぁ?」と思う方がいらっしゃったら、代案を考えてみてはどうでしょう?
「秋刀魚の長さが、胃に余る。」
を、意味を変えずにもっと短く、もっと印象強くなるように、変えてみるのです。
恐らくこれでほとんどの方が、コピーにおけるプロとアマに違いに気づいてもらえるでしょう。
私も同じ経験を経て今に至り、今は自分より上手いことに嫉妬したり、自分より下手なのに自分より大きな仕事をしてることに嫉妬したり、どっちにしろ、嫉妬してます。(笑)
さて、今日の本題はコピーではなくデザインです。
秋刀魚のイラストを、その長さが際立つように、恐らく原寸大で新聞紙面に横たわらせています。
ではなぜそうしたのでしょうか?
それは
「秋刀魚の長さが、胃に余る。」
というキャッチとともに、胃腸の弱りを想起させ、「養命酒が欲しい」と思わせるためです。
これは、明解な企画のもとにコピーとデザインが相乗効果を生んだ、良い例と言えます。
もっともイラストではなく写真にした方が、シズル(質感)効果でもっと胃腸の弱りを想起させることはできたでしょう。
でもそこは、
「秋刀魚を悪者にし過ぎない」
という、魚屋さんへの配慮だと思います。
余談ですが、私は昔、一流クリエイターが教えるコピーライター養成講座にて、
「コピーとデザインで同じことを伝えるのはムダになる。付かず離れずの関係が良い」
という、あいまいな指導をされたことがあります。
でもこれは、「制作者の自己満足に陥りやすい」非常に危険な考えだと、僕は思います。
そして未だにちらほら見かける、
「全く広告効果に寄与するとは思えない、作った人達にしかその良さがわからない広告デザイン」
は、恐らく広告業界内で生まれた忌まわしい呪縛から逃れていないのでしょう。
2009年08月15日
キャッチフレーズの長さ
とある家庭医学書の新聞広告。
わかりやすい、そして共感しやすいキャッチに目をひくようなレイアウトを施した、いわゆる「コピー勝負」の広告です。
で、このコピー、キャッチとしては確かに長いです。
でも無駄な言葉はありません。
意味を変えずにこれ以上短くしたところで、同じ効果を保つことは不可能でしょう。
つまり、コピーにしてもデザインにしても、最も大切なのは広告目的達成のために機能することであり、「キャッチは短い方がいい」というのは、その次の話です。
「キャッチフレーズは全て短くないとダメ」。
あなたの会社はそう思い込んでいませんか?
(ただしメディアによっては、長いだけで著しく効果を下げることもあります。)
広告・コピーに関するご相談(無料)
or
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※資料は郵送します。
2009年08月13日
小スペース広告の常套手段。
それはワンキャッチ・ワンビジュアルでシンプルなメッセージを打ち出すこと。
この広告はそれが見事にできていました。
また、「〜よぉ」の語尾で切なさを抑えたところも、
「マイホームにわたしの空間を」というサブコピーも、
極限まで白バックを多くしたデザインで目立たせたところも、
かなり上手いですね。
「小さな広告は見られない」。
あなたの会社はそう思い込んでいませんか?
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※資料は郵送します。
この広告はそれが見事にできていました。
また、「〜よぉ」の語尾で切なさを抑えたところも、
「マイホームにわたしの空間を」というサブコピーも、
極限まで白バックを多くしたデザインで目立たせたところも、
かなり上手いですね。
「小さな広告は見られない」。
あなたの会社はそう思い込んでいませんか?
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2009年08月12日
メディアに合わせたデザインとは?
昨日、昭和通りで何気にもらった居酒屋クーポン。
ハガキ大でビールのシズルが伝わる写真を使って「生ビール無料券」というところまでは良かったのですが、裏面のデザインが残念でした。
地図などの基本情報とお勧めメニューで全体の2/3を使うのは問題ないと思うのですが、問題は上1/3の写真です。
セオリー通りなら、ここは表のビールと同じく、シズル(質感)たっぷりの料理の写真が来るべきで、それを外す以上は、セオリーを超える効果を持つ要素が入るべきです。
でも実際は「普通」と言わざるを得ない座敷の写真。
で、この写真に重ねたキャッチから意図を推測すると、料理を見せずにオーディエンス(情報の受け手)一人一人にとって最高の料理を想像させようとしたかに見えます。
だとしたらこれは、デザインのディレクションミスと言えます。
なぜなら通りすがりにもらったクーポンをいちいち想像力を働かせて凝視していたら、前からメールしながら走って来る自転車にぶつかる可能性が高くなるだけだからです。(笑)
ただ、あくまでこれはディレクションの問題であり、ターゲットと読者層が一致する雑誌など、デザインとメディアがマッチしていれば、問題はないわけです。
ターゲットだけではなくメディアにマッチした表現、あなたの会社はできていますか?
広告・コピーに関するご相談(無料)
or
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ハガキ大でビールのシズルが伝わる写真を使って「生ビール無料券」というところまでは良かったのですが、裏面のデザインが残念でした。
地図などの基本情報とお勧めメニューで全体の2/3を使うのは問題ないと思うのですが、問題は上1/3の写真です。
セオリー通りなら、ここは表のビールと同じく、シズル(質感)たっぷりの料理の写真が来るべきで、それを外す以上は、セオリーを超える効果を持つ要素が入るべきです。
でも実際は「普通」と言わざるを得ない座敷の写真。
で、この写真に重ねたキャッチから意図を推測すると、料理を見せずにオーディエンス(情報の受け手)一人一人にとって最高の料理を想像させようとしたかに見えます。
だとしたらこれは、デザインのディレクションミスと言えます。
なぜなら通りすがりにもらったクーポンをいちいち想像力を働かせて凝視していたら、前からメールしながら走って来る自転車にぶつかる可能性が高くなるだけだからです。(笑)
ただ、あくまでこれはディレクションの問題であり、ターゲットと読者層が一致する雑誌など、デザインとメディアがマッチしていれば、問題はないわけです。
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2009年08月11日
例えばこんな「地域密着企業広告」
一番有効なのは、自社の事業と密接に関わる地域事業に金と人を出し、そのドキュメントを広告にすることでしょう。
でも、そこまでしなくても、人の心をひく広告は作れそうです。
この広告は、福岡の大物社長さん達からうかがった「座右の銘」を、橋をバックに並べ、
「次の成功への橋を架けよう」「(それを)支えていきたい、キャノンです」
という構造でできています。
出版不況と言われつつもビジネス本は好調に売れている今、この広告は、売り込みの臭いを抑えて心意気を伝えることに成功したのでは?
ただ、せっかく福岡県の経営者に絞って聞いてきたのなら、
キャッチは「福岡の社長、曰く」にしていれば、「自分が知ってるあの
社長、出てるかな?」と思った新聞読者を、根こそぎ読ませることができたでしょう。
広告効果を大きく左右する「コピーのディテール(細部)」、あなたの会社はこだわっていますか?
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この広告は、福岡の大物社長さん達からうかがった「座右の銘」を、橋をバックに並べ、
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という構造でできています。
出版不況と言われつつもビジネス本は好調に売れている今、この広告は、売り込みの臭いを抑えて心意気を伝えることに成功したのでは?
ただ、せっかく福岡県の経営者に絞って聞いてきたのなら、
キャッチは「福岡の社長、曰く」にしていれば、「自分が知ってるあの
社長、出てるかな?」と思った新聞読者を、根こそぎ読ませることができたでしょう。
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2009年08月10日
中途半端なマーケティング 。
マーケティング四方山話を一つ。
昨今のハイボールブームに合わせて、コストを抑えたプライベートブランドの炭酸水を導入したのは「正解」でしょう。
でもマーケティングの最後の決め手であるプロモーションが手抜きでした。
ホームページなどのツールでは何かしら告知しているかもしれませんが、それを見て、ずっと覚えてて、店に行った時に買う人ってどのくらいいるのでしょうか?
そう考えると、この場合は商品をすぐ手に取れる売り場にて、
「家でハイボール」
というコピーで生活提案をすべきだと僕は思います。
しかし売り場にも商品パッケージにも、コピーはありませんでした。
その一行があれば、きっと何割か売り上げが上がったはずなのに…もったいないことです。
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昨今のハイボールブームに合わせて、コストを抑えたプライベートブランドの炭酸水を導入したのは「正解」でしょう。
でもマーケティングの最後の決め手であるプロモーションが手抜きでした。
ホームページなどのツールでは何かしら告知しているかもしれませんが、それを見て、ずっと覚えてて、店に行った時に買う人ってどのくらいいるのでしょうか?
そう考えると、この場合は商品をすぐ手に取れる売り場にて、
「家でハイボール」
というコピーで生活提案をすべきだと僕は思います。
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タグ :マーケティング
2009年08月08日
二次使用料込みになりました。
最近、原稿を提出した後で、出来映えを気に入ってくれて他のツールへの二次使用をするクライアントさんが増えてきました。
そこで標準価格を二次使用料込みにしました。
言ってしまえばこれで「ポッキリ価格」になったので、私のクライアントさんは、私が書いた原稿を、気兼ねなくガンガン二次使用できます!!
※もちろん、二次使用をされないクライアントさんには、割引価格でご提供させていただきます。
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