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コピーライターとよだ
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最新SNSの流行が何度訪れようと、結局はSNSもメディア(情報の入れ物)に過ぎません。                 SEOに至っては、それ以前の話です。「地域+業種名」でHPが検索1位になったところで、そこに魅力を感じなければ人は去り、ライバル企業に流れていきますからね。                  また、通販サイトの売上が、キャッチコピーやセールス文の書き方一つで乱高下することは、よく知られた話。             
  そしてこれはあらゆるメディアにおいても変わることのない事実です。(なぜなら人の心はメールの言葉遣い一つでも近づいたり離れたりする、繊細なものだからです。)                   …にも関わらず、巷のキャッチフレーズ(キャッチコピー)やセールス文は、ターゲットやユーザーの心を掴み、商売繁盛につなげることが役割なのに、なんと手抜きが多いことでしょう…。            でもこれは逆に考えると、多くのケースにおいて、「言葉の最適化」によって他社より効果的な広告と販売促進を展開できる好環境でもあります。                とりあえず、デザイナーに「コピーもついでに…」と頼んでいる経営者は、“パティシエがついでに握った寿司”をおいしいと思えるのか、一度冷静に考えてみてはいかがでしょう?                -と、こんな話をする私の仕事は、依頼主のマーケティングの現状を検証した上で、ターゲットの理性と感情をとらえる広告・販促をご提案することです。                また私はツール制作をご依頼される場合、フリーランスを中心としたネットワークを活用し、ご依頼の案件ごとに制作ユニットを組むことで、ワンストップ制作をリーズナブルな料金でご提供しています。                制作ネットワーク「言ノ葉組」紹介ページへは、カテゴリーのプロフィールからお進みください。                因みに私はIT専門学校デジタルハリウッド(福岡校)にてコピー講師経験もあります。
そして最後の講義で受講生に伝えたメッセージは、「言ノ葉家」サイトの【経歴&実積】にてご覧いただけます。                           「言ノ葉家」へは、「お気に入り」の一番下からどうぞ。                        福岡在住ですが、ご要望があれば全国対応します。

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2009年08月20日

The 原寸大訴求。

上手いデザインを見つけました。





新聞一面の両端に届きそうな秋刀魚。

キャッチは「秋刀魚の長さが、胃に余る。」
サブコピーは「胃腸も身体も疲れ気味…【未病】」
説明文では、この流れを引き継ぎ、ちゃんとセールスポイントまで落とし込んでいます。

商品は養命酒。

養命酒の広告は、5年くらい前からキャッチで広告業界での注目を集めてきましたが、今回も上手いですね。

もし「そうかぁ?」と思う方がいらっしゃったら、代案を考えてみてはどうでしょう?
「秋刀魚の長さが、胃に余る。」
を、意味を変えずにもっと短く、もっと印象強くなるように、変えてみるのです。

恐らくこれでほとんどの方が、コピーにおけるプロとアマに違いに気づいてもらえるでしょう。

私も同じ経験を経て今に至り、今は自分より上手いことに嫉妬したり、自分より下手なのに自分より大きな仕事をしてることに嫉妬したり、どっちにしろ、嫉妬してます。(笑)

さて、今日の本題はコピーではなくデザインです。

秋刀魚のイラストを、その長さが際立つように、恐らく原寸大で新聞紙面に横たわらせています。
ではなぜそうしたのでしょうか?
それは
「秋刀魚の長さが、胃に余る。」
というキャッチとともに、胃腸の弱りを想起させ、「養命酒が欲しい」と思わせるためです。

これは、明解な企画のもとにコピーとデザインが相乗効果を生んだ、良い例と言えます。

もっともイラストではなく写真にした方が、シズル(質感)効果でもっと胃腸の弱りを想起させることはできたでしょう。
でもそこは、
「秋刀魚を悪者にし過ぎない」
という、魚屋さんへの配慮だと思います。

余談ですが、私は昔、一流クリエイターが教えるコピーライター養成講座にて、
「コピーとデザインで同じことを伝えるのはムダになる。付かず離れずの関係が良い」
という、あいまいな指導をされたことがあります。
でもこれは、「制作者の自己満足に陥りやすい」非常に危険な考えだと、僕は思います。
そして未だにちらほら見かける、
「全く広告効果に寄与するとは思えない、作った人達にしかその良さがわからない広告デザイン」
は、恐らく広告業界内で生まれた忌まわしい呪縛から逃れていないのでしょう。  
Posted by コピーライターとよだ at 18:18Comments(0)デザイン