2010年09月03日
ナイスマーケティング!なお店。
マーケティング四方山話を一つ。


今よりも商売繁盛を目指している人は、少なからずマーケティングの勉強はしているでしょう。
でも、いくらマーケティングの勉強をしても、売上げに結実させられる人はわずかです。
その原因は、暗記重視で「考える力」を養う機会の少ない、日本の教育課程にもあります。
つまり、マーケティングの勉強をしても、その情報を自分の商売に活かす能力は、
学校(特に義務教育)ではあまり育ててもらえなかったので、
多くの企業が仕方なく価格競争に飲み込まれていってるわけです。
では、価格競争に飲み込まれない企業とは、どんな存在なのでしょう?
僕は幸運にも、その一つのお手本を見つけることができました。
ソラリアプラザ2Fにある「コスメパティシエhttp://www.cosme-patissier.jp/index.html」。
ここは店名がトータルコンセプト(あらゆる差別化の出発点)となり、
パティシエルックのスタッフさんが、色も形も香りも、スウィーツそっくりな石けんなどを売っています。
もうこれだけで、記憶への刷り込み効果がハンパないです!
すべてが必然性で繋がり、一つの世界観を作り上げています。
「ウチのお店の“らしさ”」を醸し出しています。
だから僕は、コスメパティシエを遠巻きに一目見ただけで、ブランドを感じました。
そしてそのコスメパティシエのブランドというものを言ノ葉家的に表現すると、
「ただ品質のいいモノを作って売るだけではなく、
お客さんがお店に目をとめてくれた瞬間から、素敵な物語が始まるといいな…」
といった、企業姿勢になるだろうと思いました。
因みにコスメパティシエというネーミングが
「トータルコンセプト」以外でも優れている点について触れると、
まず「菓子職人」を意味する「パティシエ」という言葉が、
品質の高さを想像させる効果を持っている点があります。
他にも
「(みんなが知ってる言葉だけで加工もなく構成した)わかりやすさ」
「(絵が浮かぶ言葉による)覚えやすさ」
そして
「検索すれば一番に上がるSEO(ほぼ既存客向け)」
があります。
実に完成度の高いネーミングです。
そして僕はダメ元で、このブログを書くために初対面にも関わらず取材をお願いしました。
すると店長の野元さんは、こんな一個人のブログ掲載にも関わらず、快く応じてくださいました。
そしていろいろ伺ったお話の中でも、一番印象的だったのがこちら。
「最初はプレゼント用に購入して、使い心地を聞いていたら自分も欲しくなって使い始めたお客さんが多いですね」。
つまりこれは、価格訴求とは対極にある「価値訴求」に成功した証です。

因みにコスメパティシエの経営母体(?)である(株)ハーヴェリィアースのコーポレートメッセージには
「(使う人が)ワクワクする、心がときめく、創る私たちも楽しくなる」
という言葉がありました。
世の中、立派な経営理念を立派な額縁に入れて飾っておいてもなかなか立派になれない会社が多い中で、
この会社は、理念を見事に表現しています。
ワクワクする、心がときめく、そのキッカケをちゃんと作っています。
そして取材中に偶然訪れた代表の久間さんの名刺には、代表締役社長ではなく、
「代表締役クリエイティブプロデューサー」
という、納得の肩書きがありました。
こんなお店が、福岡にもっと増えて欲しいものです。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

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今よりも商売繁盛を目指している人は、少なからずマーケティングの勉強はしているでしょう。
でも、いくらマーケティングの勉強をしても、売上げに結実させられる人はわずかです。
その原因は、暗記重視で「考える力」を養う機会の少ない、日本の教育課程にもあります。
つまり、マーケティングの勉強をしても、その情報を自分の商売に活かす能力は、
学校(特に義務教育)ではあまり育ててもらえなかったので、
多くの企業が仕方なく価格競争に飲み込まれていってるわけです。
では、価格競争に飲み込まれない企業とは、どんな存在なのでしょう?
僕は幸運にも、その一つのお手本を見つけることができました。
ソラリアプラザ2Fにある「コスメパティシエhttp://www.cosme-patissier.jp/index.html」。
ここは店名がトータルコンセプト(あらゆる差別化の出発点)となり、
パティシエルックのスタッフさんが、色も形も香りも、スウィーツそっくりな石けんなどを売っています。
もうこれだけで、記憶への刷り込み効果がハンパないです!
すべてが必然性で繋がり、一つの世界観を作り上げています。
「ウチのお店の“らしさ”」を醸し出しています。
だから僕は、コスメパティシエを遠巻きに一目見ただけで、ブランドを感じました。
そしてそのコスメパティシエのブランドというものを言ノ葉家的に表現すると、
「ただ品質のいいモノを作って売るだけではなく、
お客さんがお店に目をとめてくれた瞬間から、素敵な物語が始まるといいな…」
といった、企業姿勢になるだろうと思いました。
因みにコスメパティシエというネーミングが
「トータルコンセプト」以外でも優れている点について触れると、
まず「菓子職人」を意味する「パティシエ」という言葉が、
品質の高さを想像させる効果を持っている点があります。
他にも
「(みんなが知ってる言葉だけで加工もなく構成した)わかりやすさ」
「(絵が浮かぶ言葉による)覚えやすさ」
そして
「検索すれば一番に上がるSEO(ほぼ既存客向け)」
があります。
実に完成度の高いネーミングです。
そして僕はダメ元で、このブログを書くために初対面にも関わらず取材をお願いしました。
すると店長の野元さんは、こんな一個人のブログ掲載にも関わらず、快く応じてくださいました。
そしていろいろ伺ったお話の中でも、一番印象的だったのがこちら。
「最初はプレゼント用に購入して、使い心地を聞いていたら自分も欲しくなって使い始めたお客さんが多いですね」。
つまりこれは、価格訴求とは対極にある「価値訴求」に成功した証です。

因みにコスメパティシエの経営母体(?)である(株)ハーヴェリィアースのコーポレートメッセージには
「(使う人が)ワクワクする、心がときめく、創る私たちも楽しくなる」
という言葉がありました。
世の中、立派な経営理念を立派な額縁に入れて飾っておいてもなかなか立派になれない会社が多い中で、
この会社は、理念を見事に表現しています。
ワクワクする、心がときめく、そのキッカケをちゃんと作っています。
そして取材中に偶然訪れた代表の久間さんの名刺には、代表締役社長ではなく、
「代表締役クリエイティブプロデューサー」
という、納得の肩書きがありました。
こんなお店が、福岡にもっと増えて欲しいものです。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
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野元さんはこの伏し目の写真をあまり気に入ってなかったのですが、ボクは結構気に入ってます。。。
Posted by コピーライターとよだ at 04:37│Comments(4)
│マーケティング
この記事へのコメント
商売繁盛には物語が大切ですね。
とても参考になる記事です、ありがとうございました。
とても参考になる記事です、ありがとうございました。
Posted by 笑売の達人 at 2010年09月03日 10:36
僕も今はいろんな意味で「コスメパティシエ」への感謝の気持ちでいっぱいです。
Posted by コピーライターとよだ
at 2010年09月03日 20:55

お店も素晴らしければ、とよださんの行動力もスゴイ!
見習わなければ!
見習わなければ!
Posted by 税理士のさかもと
at 2010年09月09日 18:41

お褒めに預かりまして。。。
でもやっぱり僕はお店の魅力に引き寄せられただけですね。f(^o^:)
でもやっぱり僕はお店の魅力に引き寄せられただけですね。f(^o^:)
Posted by コピーライターとよだ
at 2010年09月12日 15:52
