2009年09月14日
さすがTOYOTAのプロモーション!

今日、CMでTOYOTAがプリウスで間勘平のアースマラソンを支えていることを知った。
もちろん、具体的に何をやっているかという話をたった15秒の中に詰め込むような無粋なことはしていない。
ただ、何の演出もないドキュメント映像と、勘平さんの
「キツいけどプリウスがいるところまでがんばろう」
という言葉だけが、強烈に残った。
と、ここまでが僕の生活者としての感想。
で、改めてコピーライター目線で分析してみると、TOYOTAがプリウスで間勘平のアースマラソンを支えて生活者に知らせることの整合性と意味が、次々と見えて来るわけです。
まず、“アース”マラソンと“グローバル”企業の “地球”つながり。
さらにプリウスのハイブリッドエンジンが頼りになる、荒野の一本道。
そして「商売で儲けるだけじゃなくて、自社の技術で人の夢を応援する」グッドイメージ。
裏を取ったわけではありませんが、リーマンショック後にTOYOTAが立ち上げた新しいマーケティング会社がきっと機能しているのでしょう。
つまり、アースマラソンの公式ホームページには
「寛平さんは、トヨタ・プリウスをこの旅のパートナーに選びました」
とありますが、僕の想像では、
「好感度の高い間勘平というタレントがアースマラソンをやる」
という情報をキャッチした新マーケティング会社が、「そこでプリウスだからできること」を企画書に落とし込み、プレゼンに出向いて実現したドキュメントCMだと思うのです。
で、このCMを中小企業の経営者が見た場合、感想は恐らくこの二つに別れるでしょう。
「大企業のやることなんて中小企業とは違うからカンケーない」か、
あるいは
「この発想をウチが取り入れたら何が出来るだろうか?」に。
そして「中小企業のブランド戦略本」も流通している今、どちらの感想を持つ経営者の未来が明るいかは、言わずモモンガ・・・
もとい、言わずもがなの話ですね。
Posted by コピーライターとよだ at 13:13│Comments(0)
│CM
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