2009年05月27日
意外なキャッチフレーズ。
昔、九州ウォーカーでラーメン特集の仕事をした時、
「当たり前だけど“おいしい”とは書かないでね」
と編集部から事前に言われました。
・・・なるほど、確かに“おいしい”ことを伝える記事で“おいしい”と書くのは素人でもできますから、プロの仕事としては許されないのでしょう。
それ以来、他の記事でもコピーでも、僕は食べ物について“おいしい”とか“うまい”とか書いたことはありません。
と同時に、記事でもコピーでもそんな言葉を見聞きするたび、「これは素人の仕事だな」などと、心の中でつぶやいていました。
ところが先日、そんな固定概念を覆されました。
「甘すぎなくて
うますぎる」
確かに「すぎなくて」と「すぎる」が一文の中にある以上、レトリック(←キャッチフレーズならではの言い回し)は使われています。
でもこのレトリックはかなり古く、同じチョコレート業界においては「お口にとけて手にとけない」というキャッチにも使われていました。
-食べ物のキャッチで「うまい」を遣い、その上レトリックはライバル商品も使っていた古いもの・・・。
はっきり言って、今までの僕のコピーライターとしての常識から見れば、このキャッチはとても大きなマイナス要素をはらんでいます。
なのに・・・見事にキャッチされました。(笑)
それはきっと、「確かなセールスポイント」をおさえつつ「ライバル商品にはない…ちょっとヤンチャなイメージ」を醸し出したこのコピーに、生活者である僕がヤラレてしまったからでしょう。
やはり、「コピー」という世界も、奥の深いものです。
因みにすぐ隣には、値段も量も同じアーモンドチョコがありました。。。
「当たり前だけど“おいしい”とは書かないでね」
と編集部から事前に言われました。
・・・なるほど、確かに“おいしい”ことを伝える記事で“おいしい”と書くのは素人でもできますから、プロの仕事としては許されないのでしょう。
それ以来、他の記事でもコピーでも、僕は食べ物について“おいしい”とか“うまい”とか書いたことはありません。
と同時に、記事でもコピーでもそんな言葉を見聞きするたび、「これは素人の仕事だな」などと、心の中でつぶやいていました。
ところが先日、そんな固定概念を覆されました。
「甘すぎなくて
うますぎる」
確かに「すぎなくて」と「すぎる」が一文の中にある以上、レトリック(←キャッチフレーズならではの言い回し)は使われています。
でもこのレトリックはかなり古く、同じチョコレート業界においては「お口にとけて手にとけない」というキャッチにも使われていました。
-食べ物のキャッチで「うまい」を遣い、その上レトリックはライバル商品も使っていた古いもの・・・。
はっきり言って、今までの僕のコピーライターとしての常識から見れば、このキャッチはとても大きなマイナス要素をはらんでいます。
なのに・・・見事にキャッチされました。(笑)
それはきっと、「確かなセールスポイント」をおさえつつ「ライバル商品にはない…ちょっとヤンチャなイメージ」を醸し出したこのコピーに、生活者である僕がヤラレてしまったからでしょう。
やはり、「コピー」という世界も、奥の深いものです。
因みにすぐ隣には、値段も量も同じアーモンドチョコがありました。。。
Posted by コピーライターとよだ at 22:28│Comments(0)
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