2008年11月22日
例えばこんな販促コピー。
久々にちょっと優秀な販売促進コピーを目にしました。
とある寿司チェーンのチラシなのですが、「全皿105円」を伝えるキャッチの後に、それが可能になった理由を箇条書きで紹介していたのです。
現在は「食の安全にほころび」が見えて来てて、寿司業界に目を向ければ、「全皿105円でやってる店の中には環境ホルモンによって奇形で生まれた魚も使ってるところもある」という噂も、巷では流れています。
恐らくこのチラシは制作段階で、クライアントか制作チームの中に、マーケティング上のそんな背景を踏まえた上で、「安くても安心できる理由の提示」をコンセプトに掲げた人がいたのでしょう。
これはとても正しい判断だと思います。
また安心できる理由の中に「米」を入れたところも時代を押さえていますね。
ただ、表現への落とし込みについてはまだ改善の余地が見受けられます。
まずはサブコピーの「値下げ実現成功の秘密」。
これは僕なら「実現」か「成功」のどちらかだけにします。
なぜなら全てのコピーは生活者に“読む負担”を与えているわけで、
読む負担を最小限に、そして読む価値を最大限に
するのがコピーライターの役割ですから。
続いて箇条書きの3番目。
この「仕入れ各社」という部分は、文脈上「魚介以外の食材も」というポイントを強調する必要があるはずなのですが、そこが押さえられてないですね。
このため、先の二項目とのすみ分けが甘くなり、残念ながら印象が弱くなっています。
あとは箇条書きの下の握手の写真ですね。
せっかく「協力業者との握手の写真」という“生活者が価値を感じられるデザイン”を思いついたのにもかかわらず、これは詰めが甘いため、とても残念な結果になっています。
僕がこの案件のディレクターで、「協力業者との握手の写真」が可能であれば、まず、握手の相手は、現状の“生活者にとって知る由もない一水産業者の社長”ではなく、箇条書きの頭に来ている「大分魚市場」のトップにご登場願います。
で、もし無理なら、それでも「大分魚市場の管理職に就いている方」にはこだわりますね。
なぜならこういうことが、販促ツールにおける「コピーとビジュアルの相乗効果」を左右するからです。
そしてどんな事情があったかはわかりませんが、右側の方がこのクライアントの社長なら、同じように名前を載せなかったのも痛恨ですね。
今日日、野菜のパックに生産農家の顔写真があれば、ほとんどフルネームも載ってますから。。。
ワンモア・プロフィール http://kotonoharb.yoka-yoka.jp/e93860.html
依頼主の声 http://kotonoharb.yoka-yoka.jp/e605489.html
福岡のクリエイティブ&コンサルティングネットワーク
言ノ葉組 http://kotonoharb.yoka-yoka.jp/e483767.html
公式サイト/言ノ葉家 http://kotonohaya.aikotoba.jp/
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※無料相談はメールと電話にて対応します。
無料診断はコピーをメインにデザインも診断します。
資料は私の詳しいプロフィールと料金・割引プランです。
訪問自己プレゼンでは、ネット非公開の制作物を、ほぼ全てご覧いただけます。
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現在は「食の安全にほころび」が見えて来てて、寿司業界に目を向ければ、「全皿105円でやってる店の中には環境ホルモンによって奇形で生まれた魚も使ってるところもある」という噂も、巷では流れています。
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これはとても正しい判断だと思います。
また安心できる理由の中に「米」を入れたところも時代を押さえていますね。
ただ、表現への落とし込みについてはまだ改善の余地が見受けられます。
まずはサブコピーの「値下げ実現成功の秘密」。
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この「仕入れ各社」という部分は、文脈上「魚介以外の食材も」というポイントを強調する必要があるはずなのですが、そこが押さえられてないですね。
このため、先の二項目とのすみ分けが甘くなり、残念ながら印象が弱くなっています。
あとは箇条書きの下の握手の写真ですね。
せっかく「協力業者との握手の写真」という“生活者が価値を感じられるデザイン”を思いついたのにもかかわらず、これは詰めが甘いため、とても残念な結果になっています。
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そしてどんな事情があったかはわかりませんが、右側の方がこのクライアントの社長なら、同じように名前を載せなかったのも痛恨ですね。
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Posted by コピーライターとよだ at 22:30│Comments(0)
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