「ピンチはチャンス」だったのに・・・

コピーライターとよだ

2008年04月05日 15:56

 倖田來未騒動について述べるなら、僕はオフィシャルファンクラブ「倖田組」の動きに注目してました。
 

なぜならこの名前が、単なる駄洒落ではなく、アーティストとファンの連帯感を彷彿させる、とても優れたネーミングだと、そもそも思っていたからです。

 つまり僕は、倖田組が主催となって復活ライブを開き、「くうちゃんがつらい時こそ倖田組が心の支えになるからね」というメッセージを直接伝えた・・・という既成事実ができることを期待していたのです。
 もしそうなったら、倖田組が単なる「ファンクラブ特典のユーザー集団」ではない、「真のファンクラブ」であることを世に知らしめ、同時にここまで強力なファンクラブを作った倖田來未は、「やっぱりスゴイ」という世論をマスコミを通して作り、あのお詫び会見から劇的な復活を遂げられたのでは?と思ったのです。

 しかし現実は、通信がこれだけ発達した今の世の中において、倖田組としての動きは特にないまま時が流れ、くぅちゃんは明確なキッカケを得られないまま、ツアーの準備を始めたところ。。。

 僕にとっては、「愛のうた、もう歌えない」と活動自粛に追い込まれた倖田來未史上最大のピンチは、見方を変えれば倖田組にとっても倖田來未にとっても、自らのアイデンティティを世に知らしめる、最大のチャンスだったのに、そこに気づいて何らかのムーブメントを起こせる人がいなかったことが残念ですね。
関連記事