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コピーライターとよだ
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最新SNSの流行が何度訪れようと、結局はSNSもメディア(情報の入れ物)に過ぎません。                 SEOに至っては、それ以前の話です。「地域+業種名」でHPが検索1位になったところで、そこに魅力を感じなければ人は去り、ライバル企業に流れていきますからね。                  また、通販サイトの売上が、キャッチコピーやセールス文の書き方一つで乱高下することは、よく知られた話。             
  そしてこれはあらゆるメディアにおいても変わることのない事実です。(なぜなら人の心はメールの言葉遣い一つでも近づいたり離れたりする、繊細なものだからです。)                   …にも関わらず、巷のキャッチフレーズ(キャッチコピー)やセールス文は、ターゲットやユーザーの心を掴み、商売繁盛につなげることが役割なのに、なんと手抜きが多いことでしょう…。            でもこれは逆に考えると、多くのケースにおいて、「言葉の最適化」によって他社より効果的な広告と販売促進を展開できる好環境でもあります。                とりあえず、デザイナーに「コピーもついでに…」と頼んでいる経営者は、“パティシエがついでに握った寿司”をおいしいと思えるのか、一度冷静に考えてみてはいかがでしょう?                -と、こんな話をする私の仕事は、依頼主のマーケティングの現状を検証した上で、ターゲットの理性と感情をとらえる広告・販促をご提案することです。                また私はツール制作をご依頼される場合、フリーランスを中心としたネットワークを活用し、ご依頼の案件ごとに制作ユニットを組むことで、ワンストップ制作をリーズナブルな料金でご提供しています。                制作ネットワーク「言ノ葉組」紹介ページへは、カテゴリーのプロフィールからお進みください。                因みに私はIT専門学校デジタルハリウッド(福岡校)にてコピー講師経験もあります。
そして最後の講義で受講生に伝えたメッセージは、「言ノ葉家」サイトの【経歴&実積】にてご覧いただけます。                           「言ノ葉家」へは、「お気に入り」の一番下からどうぞ。                        福岡在住ですが、ご要望があれば全国対応します。

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2011年02月20日

振り返る起業イベント

とある経営アドバイザーと&実行委員主催による、
大学生を対象とした起業イベントに、パネラーとして参加しました。

そして驚くことに、「九州経済NOW」に出演中の田村教授も会場に現れ、
イベント中に、僕のコメントもツイートしてくれていました。
正直言ってこんなこと、目の前にいた大学生達と同じ年の頃の僕には考えられませんでした。
(何せあの頃は、大工の跡継ぎをクビになった後で行った町工場でも、
 日本語カタコトのブラジル人に仕事の覚えの悪さをダメ出しされていましたからね・・・。)


後半はグループ分けされた大学生のディスカッションに加わりました。
そして僕は、この先しばらく忘れられそうにない言葉を耳にしました。

「今までは早く夢を見つけなければいけないと思い詰めていたけど、
 夢を見つけることが自分の夢だと思えるようになった」


この言葉を見て、
「結局見つかってないないら意味がない」と思うような人は、
人生の幸福度が全く同じ人としか分かり合えない、「残念な感性」の持ち主かもしれません。
なぜなら人は皆、同じ行動をするにしても、
それが「やらなければいけないこと」か「やりたくてやること」かで、まるで成果が違うからです。

続いて打ち上げの場面を振り返ると、学生に聞かれてないことまで結構エラソーに
話していたかもしれません。。。(恥

例えば・・・

そもそも内定率が50%以下と言われても中小企業の求人数は多い。
つまり内定率の低さは学生の安定志向によって生まれたミスマッチによるもの(らしい)。
だとすれば、そんな競争を経て大企業に入社した後のデメリットにも目を向けておく必要があるのでは?
5年後10年後に全員に同じようなポストが与えられるはずもなく、
当然、規模に比例して出世競争は激しさを増す。
そして社内の風通しは悪いことの方が多い。
因みにS社のシャンプーTが発売された時、小売店のバイヤー向けのお披露目イベントに潜入したが、
開場前のミーティングで、「商品の悪口は言うな」という衝撃の指示があった。
つまりこれは、自分の意見が反映されにくい大企業ならではの「組織病」に陥り、
入社当時のモチベーションがすっかり失われてしまった状態。
もしも「収入の安定」だけを基準に仕事を選べば、
やがてやり甲斐以上に大きなストレスに蝕まれて「心の安定」を失い、
家庭を持ったとしてもDVや虐待の原因になるかも・・・

とか、

大企業や社会インフラ企業に集中した就職戦線の過熱は、
学生のハッタリを見抜こうと面接官までもが本屋の就活コーナーに行く「歪んだ心理戦」。
そんなことしてる間に就職浪人が増えれば、日本のGDPランクはもっと下がる。
例えば柳葉敏郎の志望動機は、何となく出たオーディションで審査員からダメ出しされた後の逆ギレ。
でもそれを今さら「けしからん!」とか言う人なんていない。
振りかえれば、「志望動機」だってそんなもの・・・

とか、

BtoBという視点で見れば、日本の産業ロボットは世界シェアNo.1だし、
OEMという視点で見ればシャネルの化粧筆はMade in Japanだったりするわけで、
実は「隠れた大企業」や「元気な中小企業」もある。
つまりネームバリューにこだわらなければ、
理想を落とすことなく「ライバルの少ないフィールドを見つけて戦う」のも、
就職戦線において有効な戦術
・・・

とか、

中小企業なら貴重な実務経験を積めるチャンスが多い。
目指す業種が人気で採用が難しいなら、登録型派遣で半年分でも3ヶ月分でも生活費を確保して、
「給料いらないから仕事教えてください!」と押し掛けて行って、
無駄に就職浪人する連中を尻目に
「実務経験という圧倒的セールスポイント」を獲得するのも一つのテ・・・

とかいろいろ。。。

でも中小企業を推す話をするなら「雇用契約書」と「雇用保険」についても触れておくべきでしたね。
この二つがある企業ならば、万が一リストラされたとしても、
再就職までの苦労はかなり軽減されるはずですから。

でも、「潰れるわけない」と言われた、北海道拓殖銀行も山一証券もヤオハンも潰れて、
人口減少も始まり、あらゆる国内市場が縮小して来ている今、
それでも大企業神話にどっぷり浸かっている学生さんがもしもいるなら、
どんなに輝かしいキャリアがあっても簡単には成功しない中高年の就職活動の実態も知るべきでしょうね。
会社員の誰もが持っているリストラというリスクに備えて・・・。

(といっても、起業イベントに参加している時点でそんな学生さんはいないか!)


最後にこの日一日を通して、最も印象に残った言葉を振り返りたいと思います。

「大切なのは起業か就職かではなく、自分らしく生きること」。

これはグループ分けされた大学生のディスカッションの後で
各グループの代表となった学生達が発表する中で聞いたものです。

ではなぜ印象に残ったか、その理由はこのイベントのゴリゴリな(笑)タイトル

「起業マインド★夢へ向かって
『起業の面白さを知らずして社会にでるのはもったいない』」

を背景に据えることで浮かび上がります。
つまり実行委員は、こんなにも「起業」を推すタイトルを設定しながらも、
実は参加する大学生が自由に思いを広げやすい雰囲気づくりもしていたのです。
それはもしかすると、このイベントの仕掛け人である経営アドバイザーが、
起業について決して全て同じ考えとは言えない僕をパネラーとして呼んでくれた時も、
既に始まっていたのかもしれません。

言霊に縛られることなく、「起業という選択肢」を自由にとらえ、
学生達がそれぞれの将来設計に活用していく・・・

このイベントはもしかすると、とても大きな社会的価値を持っているのかもしれません。



  
タグ :福岡就活

Posted by コピーライターとよだ at 18:00Comments(1)イベント